2012年9月19日水曜日

ファーを売らないで 繁華街の中心で土下座 - 神戸


  9月17日、神戸一番のショッピングストリート、三宮センター街(兵庫県神戸市中央区三宮町) で、全日本動物愛護連合 ケイ&リル 代表の福島景さんが、総合ファッションアパレル企業、株式会社ワールド(WORLD、本社神戸市)が手がけるブランド、aquagirl(アクアガール)などの前で
「生きたまま毛皮をはぎとられる動物たちがいます ファーを売るのをやめてください Please Don't Sell FUR」と書かれたポスターや、ファー製品が作られるために無残な姿にされている動物のプラカードを並べ土下座で訴えた。

  立ち止まって見る人の中には、「がんばって!」と真剣な表情で声をかける女性や、「ファッションのためやからしょうがないやん」と言いながら可笑しそうに去って行く男性グループもいた。

 日本の大手メディアはまだ取り上げないが、欧米では一般市民だけでなくメディアも動物に対する意識が高く、ファーの残酷さや不要さについての認識は高い。

 また、韓国の主要テレビ局SBSの人気番組、TV動物農場では2011年1月30日、特別企画として “あなたの着ている毛皮の気まずい真実” が放送された。

 オランダでは、毛皮用に飼育されているウサギ農場について、大手新聞および2つのTV番組で2011年12月20日に紹介された。

 日本でもインターネットや動画などを通じ、毛皮のためにどのようなことが行われているかを知る人は増加し続けており、動物愛護意識の高まりと共に、ゴージャスでセレブの象徴のように思われてきた毛皮のコートや襟巻きなどだけでなく、若者のファー離れも年々進んできている。

 NoFur(ノーファー)を合言葉に、9月22日にはここ三宮で毛皮反対デモ行進が行われる。

 さらに10月28日には同じく三宮で行われると同時に、東京でも毛皮反対デモ行進が行われることになっており、年内の大阪での開催も準備が進められていると言う。

 世界的に見ても日本国内だけで見ても、今後ますます「毛皮反対」 「NO FUR」 「FUR FREE」の声が大きくなって行くことは間違いないだろう。

ファッション業界や大手メディアの動きが注目される。

 2012年9月19日 4:15




















写真撮影 2012年9月18日 神戸

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